「自己実現を、あらゆる人へ。」をミッションに掲げる株式会社アプラ。運営する「Music Planet」のマーケティング戦略の立案~実行をソイルが担当しました。Music Planetは、ライブ支援などユーザーの音楽活動をサポートするサービスです。
ソイルでは、Music Planetの「1➝10」フェーズにおいて、リード~顧客獲得をミッションに、マーケティング全般のご支援しております。
今回はアプラの代表・新妻氏に、ソイルの率直な感想を伺いました。
提供内容
- マーケティング戦略の立案、実行
- マーケティング組織のマネジメント業務(採用、育成、評価)
実績
- マーケティング組織が4人➝10人まで拡大し、外注費を月平均300万円削減
- そのうえでリード獲得単価が前年比25%良化
インタビュー
マーケティング組織が自走
ソイル:本日はよろしくお願いします!はじめに、ソイルがご支援する前に、アプラのマーケティング組織にどのような課題があったかを教えてください。
新妻:一言でいえば「自走していなかった」ですね。何が成功失敗の要因かを考えたり、解決策を導く力が足りてませんでした。
当時のマーケティング組織はWebデザイナーが責任者を兼務していて、マーケティング経験の浅いメンバーしかいませんでした。そのため複数の業務委託マーケターや広告代理店に頼るしかありませんでしたね。社内にナレッジがたまらず、適切なPDCAが回せていたとは言えませんし、外注費も膨らみました。
ソイル:当時は新妻さんがクリエイティブの案出しやチェックまでされている状況でしたよね。サービスを生み出した経営者自らが考える芯を食ったコミュニケーションがあったからこそ、ユーザーからの反応を得られていたと思います。
ソイルが支援してからは、マーケティング組織はどのように変化しましたか?
新妻:課題であった「自走」は完全に果たせました。クリエイティブの最終チェックは続けていますが、今ではマーケティングの現場に関与することはほとんどありませんね。マーケティング組織を立ち上げてはじめて、自分はジャッジをするだけの状態になりました。
前年比でリード獲得単価は25%良化
ソイル:ソイルが支援してから、数字的な変化はどうですか?
新妻:2023年8月~2024年1月の下半期はリード獲得単価が前年比で25%良化しました。Music Planetに価値を感じてくれるユーザーを言語化し、顧客戦略・コミュニケーション戦略に落とし込んでいただいてからはリード獲得がグッと安定しましたね。
ソイル:リード獲得単価が厳しい時期もありましたが、その頃はペルソナはあっても、事業の売上ボリュームを確保し得る顧客戦略まではありませんでした。マーケティング組織として注力すべき顧客群が明確になったことで施策のヒット率も上がりましたね。
人事領域もソイルが支援
ソイル:マーケティング組織の組織作りをご支援しましたが、元からメンバーのレベルは低くありません。一人ひとりが自分で考えて動ける環境さえ作れればチームとして強くなれる自信はありました。
新妻:メンバーのレベルはその通りですね。
ソイル:だから、はじめは集計作業の自動化やレポーティングの簡略化など業務効率化をお手伝いし、1日1時間~2時間は作業時間を減らせました。メンバー全員のアイデアの量や質をすぐに変えるのは難しいですが、疎かになっていた施策を漏れなく積み上げられるようにはなりましたね。
次に採用と教育です。アプラはセールスとカスタマーサクセスの人数が多く採用も順調でしたが、マーケティングは人数が少なく、人事領域のナレッジは多くありませんでした。ソイルでは採用におけるチャネル管理・求人作成・スカウト・適性検査・面談まで支援。Webデザイナー・動画クリエイター・マーケターの採用定着に成功し、一時期4人しかいなかったマーケティング組織のメンバーは直近10名まで拡大しました。
新妻:自分は営業職出身で、候補者がアプラにフィットするかどうか人柄を見極める自信はありますが、アプラの課題を解決してくれるマーケティングスキルがあるか?を見極める自信はありません。スキルの判断は完全にソイルにお任せしてますね。
母集団形成もソイルが入ったことで加速しました。ソイルが作るスカウト文章は、マーケティング経験がない人事が作るより反応が良いですね。マーケティング責任者のような難しいポジションもありますが、Webデザイナーや広告運用者のようなメンバークラスであれば採用を始めてから1ヶ月~2ヶ月で適切な人材を採用できるようになりました。
次の課題は広告以外のチャネル確立
ソイル:ソイルに今後期待することを教えていただけますか?
新妻:来期以降は広告以外のチャネルからの顧客獲得を伸ばしてほしいですね。これまで運用型広告での集客比率が高かったのですが、事業全体で利益率を高めているなかで、売上に対しての広告宣伝費率も下げられたらベストです。
ソイル:この1年で広告以外の獲得も増えましたがインパクトはまだまだですね。SNS運用やコンテンツマーケティングに力を入れられる組織体制を直近3ヶ月で整えたので、しっかり成果に結び付けられるようにします!
新妻:楽しみです!
音楽活動を気軽に楽しめる世の中にしたい
ソイル:最後に、アプラの今後の展望を教えてください。
新妻:アプラはMusic Planetを通して、芸能事務所に所属したりバンドを組んだり、これまでは経験や人脈がなければ始めること・継続することが難しかった音楽活動を誰もが楽しめる世界を実現したいという想いがあります。
中学校までは合唱コンクールで誰もが歌う機会がありましたし、大人になってもカラオケで歌う機会はありますよね。しかし、ライブに出演したり、YouTubeに自分の歌唱をアップロードしたりとなると急にハードルが上がります。そのような活動を望む人は多いのに、です。
これまで1万人を超える方にMusic Planetをご提供しておりますが、気軽に音楽活動を楽しめる世界を実現するには、まだまだ世の中から受け入れられる実績が少ないと感じています。そのため、次の1年はこれまで以上に組織を強化し、サービスの認知拡大と品質向上を進める予定です。