「美容と健康を、より手軽に、より便利に」をコンセプトに掲げるクリニック、VERDE CLINICお茶の水。保険診療・自由診療の両方を展開していますが、ソイルでは医療脱毛のWeb集客を担当しました。
今回は、院長の北澤氏に、ソイルの支援の率直な感想を伺いました。
主な提供内容
- 運用型広告の全般管理
- 広告クリエイティブの制作
- ランディングページの制作・改善
実績
- 医療脱毛の新規予約が10倍以上に増加
インタビュー内容
医師資格を活かして、患者主体の医療をかたちに
ソイル:まずはVERDE CLINICお茶の水について教えてください。
北澤:VERDE CLINICお茶の水は、2024年11月開業の御茶ノ水駅近くに位置する医療クリニックです。現役世代の美容と健康に役立てるよう、保険診療の美容メニューを中心に、保険診療の皮膚科も併設しています。
ソイル:どのような背景で開業されたのでしょうか。
北澤:開業の背景には、いくつかの強い動機があります。
まず、医師として社会に貢献していくうえで、「組織の中で任務を待つ」のではなく、自ら考え、主体的に医療を届けていくほうが、より柔軟でスピード感のある対応ができると感じたことがきっかけです。 そして、医師資格を活かし、この資格があるからこそ提供できる医療を、公的制度の枠組みに加えて、もう少し自由な形でも患者さんに届けられたらという想いがありました。
十数年にわたり内科の保険診療に携わる中で、公的制度の重要性を実感する一方で、制度の範囲では対応が難しいケースや、患者さんが求めるケアとの間にギャップを感じる場面も少なくありませんでした。
特に、保険診療では「効果」だけでなく「公的に提供すべきか」という観点で適応が決まるため、個々の患者さんにとって意味のある医療であっても、制度の対象外となることがあります。そうした医療やケアの選択肢を、責任を持って適切に届けられる場をつくりたいと考えるようになりました。
現代は、日々忙しく働く現役世代が健康や美容について後回しにせざるを得ない状況も多く見受けられます。そうした方々に、医療も美容ももっと手軽に、もっと身近に受けられる環境を提供したいという想いが強まり、皮膚科の加藤医師とともに「VERDE CLINIC お茶の水」を立ち上げました。
私は、大学病院や総合病院での腎疾患の専門診療に加え、産業医としての経験、IT企業での事業企画業務など、多様な現場を経験してきました。 そうした背景から、医療にとどまらず、社会やビジネスの視点も踏まえながら、「患者さんにとって本当に意味のある医療をどう届けるか」を常に考え続けています。
「VERDE CLINIC お茶の水」を通じて、現役世代の方々が健康と美容の両面から、無理なく医療を生活に取り入れられる環境づくりを目指しており、今後も、診療メニューや提供方法を柔軟に見直しながら、「医療をもっと自由に、もっと身近に」届けていけるよう努めてまいります。
誠実なコミュニケーションに安心感がある
ソイル:VERDE CLINICお茶の水の集客体制はどのようになっているのでしょうか。
北澤:ソイルのようなパートナーに依頼しつつ、社内でやれそうなことは自分達でやるという体制です。私自身、会社員時代の経験から、事業の進め方はある程度理解しているつもりですが、マーケティングに関しての知識が乏しかったのでパートナーとの取り組みを通して知識やナレッジをインプットしている状況です。
ソイル:開業前後で、ソイルの前には別のマーケティング支援会社が参画されていたかと思いますが、ソイルにご依頼いただいたきっかけを教えていただけますか。
北澤:予約数が思うように伸びなかったことが主な理由ではありますが、それ以外にも、PDCAの進め方についてやや納得しきれない部分があったのがきっかけです。
Googleのリスティング広告を出してはいたものの、具体的にどんなアクションをしているのか、なぜ予約につながっていないのか、次にどのような打ち手があるのかが少し見えにくく感じられました。
私自身、マーケティングに関しては専門知識が乏しい中で、説明の中に専門用語が多く含まれていて、理解しきれない場面もありました。また、広告のクリエイティブも、当院の患者層のイメージとややずれていると感じることが多かったです。
ソイル:実際にソイルに依頼した理由を教えていただけますか。
北澤:誠実なコミュニケーションが決め手でしょうか。パートナーを変えるにあたり、次は失敗したくない想いが当然強かったので、知り合いの紹介で4社ほど比較検討しました。
紹介経由での比較検討なこともあり、どの会社も会話ベースでは「いいな」と思ってしまったのですが、同時に「口先で誤魔化してるな」という会社も多くて。ソイルは価格は安くなかったですが、地に足の着いた提案に安心感がありました。
取組開始から3ヶ月ほどで医療脱毛の予約枠が埋まるように
ソイル:お任せいただいてからの成果はいかがでしょうか。
北澤:限られた販促費の中で医療脱毛の予約枠を埋めるという目標を達成できました。脱毛のクオリティには自信があったので「新規が増える→リピートが増える→クチコミから新規が入って来る」の好循環が作れましたね。
ソイル:お取り組み前は知り合いからの予約がほとんどと伺っていたので、マーケティングを通して新しい接点が作れるようになって本当に良かったです。
お取り組みの中で印象に残っていることはありますか。
北澤:2つあります。
1つ目は、すべての施策に仮説があることです。当たり前のことかもしれませんが、仮説があると実行に移しやすいですし、振り返りも建設的に行えます。お任せしたランディングページ制作でも、当院の優位性は何で、ターゲットはどのような人で、どのようなメッセージが効果的か、仮説をしっかり立ててPDCAを回してくれました。元々は「スピーディー」「ジェントルマックスに熟練」のような訴求を中心に据えていましたが、数パターンのランディングページを試すなかで効果的なコミュニケーションを見つけられましたね。
ソイル:都度払い可能もフックに、過剰にならない範囲で効果への期待値が高まるような表現を用いて、なんとか予約が入るようなランディングページに仕上げられました。都度払いは、初回トライアルからの満足度・リピート率が高いと伺っていなければご提案しませんでしたし、サロン脱毛の中途解約トラブル・倒産ニュースなどの追い風もありましたね。
北澤:そうですね。そして2つ目は、柔軟性です。広告管理画面の数字以上に、Google広告よりMeta広告の方が投資対効果が高そうと思えばすぐにMeta広告にリソースを割いてくれたり、訴求も反応を見ながら柔軟に制作してくれました。結果的に、効果的なランディングページが作れましたし、他チャネルとの相乗効果も考えるとMeta広告(Instagram)の投資対効果が高いと早い段階で分かりましたね。
ソイル:ありがとうございます。北澤さんには、内部情報を隅々まで共有していただいたので、広告管理画面では決して見えない効果の分析までお力になれました。
より上流工程のコンサルティングも期待
ソイル:今後期待している支援内容はありますか。
北澤:より上流工程、たとえば新規メニュー開発や立地戦略のようなマーケティングコンサルもやれば良いのにと思いますね。一般論で「〇〇がいいよ」「〇〇をしたほうがいい」みたいなコンサルを名乗る方は多いですが、事業主に合わせて仮説検証を繰り返しながら事業を推進してくれるコンサルは少ないと思います。
ソイル:ソイルはフルカスタマイズのメニューもご提供しているので是非!型が決まっているご支援メニューで十分効果が出るケースも少なくありませんが、事業の状況に応じて一緒にPDCAを回したいというご要望も多いですね。
北澤:多いと思います。次はサイトリニューアルを検討しているのですが、テンプレートのような型を当てはめるタイプの支援会社は考えていません。デザインとして綺麗なサイトが作りたいわけではないので、ソイルにリサーチから入ってもらい、ターゲット設定や予約導線の設計までご相談したいです。
より多くの診療メニューを提供していく予定
ソイル:最後に、VERDE CLINICお茶の水の今後の展望を教えていただけますか。
北澤:自由診療を伸ばしてより多くの人の悩みを解決したいです。保険は適用されないけど、改善のエビデンスがある診療メニューを見極めて、美容や疲れなどで悩んでいる方々の力になれればと思っています。サイトリニューアルも予定しているので、今後もよろしくお願いします!