『医療の見える化をし、個別化医療を実現する』をミッションに掲げる株式会社Genon。開発する、卒炎したい患者向けのアトピー性皮膚炎専門アプリ「ヒフメド」の運用型広告のインハウス支援をソイルが担当しました。

今回は、Genonの高砂氏に、ソイルの支援についての率直な感想を伺いました。

提供内容

  • 運用型広告のインハウス運用支援(Google 広告及びMeta広告のアカウント再構築、広告運用代行、広告文作成、ランディングページ検証等)
  • 週1回の広告会議
  • Slackでの運用型広告やクリエイティブに関するご相談

実績

  • LINE登録単価60%改善
  • 診療予約単価40%改善

インタビュー

運用型広告の「基準」がなかった

ソイル:本日はよろしくお願いします。まず、ヒフメドがどのような事業か教えていただけますでしょうか?

高砂:皮フ科の慢性疾患患者向けのオンライン診療サービスです。一般的な医療機関にシステムを提供する形ではなく、クリニックと提携してオンライン診療全体のフローを「サービス」として患者様に直接届けるモデルのため、toBではなくtoCのマーケティングが必要な事業になります。

ソイル:ありがとうございます。toC側のマーケティングにおいて、運用型広告をソイルにご依頼いただく前はどのような課題をお持ちでしたか?

高砂:大きく二つありました。

一つ目が、仮説検証のPDCAを積み重ねられていなかったことです。自分達なりに考えて広告を修正・改善しているつもりでしたが、何を変えたら数字が変わるか、を言語化も可視化もできておらず、良くなっても悪くなっても再現性がない状態でした。

二つ目が、「相場」「基準」がわからなかったことです。社内に広告運用の経験が豊富なメンバーがおらず、今の数字が相対的に「前より良い/悪い」ことはわかっても、改善余地があるのかないのか判断ができませんでした。

LINE登録の平均獲得単価が3分の1まで良化

ソイル:ソイルに依頼した理由を教えていただけますか?

高砂:コンサルタントの方が広告代理店と事業会社、両方でのマーケティング経験があり、幅広く相談ができると感じたからです。

ヒフメドは0→1のフェーズです。広告効率を上げるよりも、どんなターゲットにどのような訴求を届けるのが良いのか、そもそもWeb広告に力を入れるべきなのか、から検証したいと思っていたので、事業会社で実際にマーケティングを経験されている担当者様とは議論がしやすかったですね。

ソイル:ありがとうございます。広告数値ではなく事業数値にコミットするパートナーを目指しているので、事業会社でのマーケティング経験があるメンバーの知見は積極的に取り入れています。

ソイルに依頼してからはどのような成果が出ましたか?

高砂:まず、劇的に数字が良くなりました。基礎的な設定から見直してもらい、LINE登録の平均獲得単価が3分の1くらいまで下がりましたね。毎回レポートが丁寧で、仮説検証の振り返りが理解しやすかったので、課題として感じていた「PDCAが積み重ねられていない」が解消されました。

広告運用の考え方まで教えてくれる

ソイル:日々の支援を振り返ってみて、どのようなことが良かった・印象的ですか?

高砂:広告代理店によっては「ノウハウは教えられない」というスタンスの会社も少なくないと思いますが、ソイルさんは弊社が再現性を持てるようにというところまで考えてくれました。結果だけでなく、考え方まで教えてくれたので、ブラックボックス化せず社内にナレッジを溜められました。

ソイル:考え方を伝えられたのは本当に良かったです。運用型広告で結果を出すには一定の専門性は必要ですが、ノウハウや知見を覚えれば誰もが成果を出せるわけではありません。ノウハウそれ自体よりも、そのノウハウをどう各事業に活かすか?の考え方のほうが重要ですよね。

ソイルのWeb集客支援はどのような会社に合うと思いますか?

高砂:実績のある業種業界が多いので難しい質問ですが、先ほど話したように、結果を出すだけではなく考え方まで提供してくれるので、ゆくゆくはインハウス化も考えている会社には合うと思いますね。

ソイル:逆にどのような会社に合わないと思いますか?

高砂:こちらも難しい質問ですが、一緒に考えながら支援してくれるので、ひたすら作業を任せたいようなニーズの場合は、ソイルさんに依頼するのは勿体ないかもしれません。

今後は媒体ポートフォリオの分散を

ソイル:インハウス支援は一度終了となりますが、ソイルに今後期待すること、任せてみたいことを教えていただけますか?

高砂:基礎は整いましたが、広告費を増やすタイミングなどで再度広告効率が悪化するようなことがあったり、予算が増えたからこそ試せることが増えたりすると思っているので、その辺りで再度お力を借りたいです。

インハウス支援では、Googleのリスティング広告とMeta広告をメインに、X広告(旧Twitter)までサポートしてもらいましたが、次の機会では他チャネルも含め広く支援してもらえると有難いです。

ソイル:最後に、ヒフメド及び貴社の今後の展望を教えていただけますか?

高砂:今はWeb広告を少額で検証している段階ですが、システム開発や患者様の受け入れ体制などサービスレベルが整うタイミングで集客のアクセルを踏む予定です。その際はより精緻な検証を行いながら広告を運用していく必要があると考えています。運用型広告は変化が激しいので、出稿媒体も広げ、特定の媒体で成果が悪くなっても、他の媒体で補えるような状態を目指したいですね。