「持続可能な福祉を実現し、時代を変えても必要とされる企業を目指す」を企業理念に掲げる、合同会社ふくろうグループ。運営する障がい者の就労支援事業所「ShakeHands」の求職者のWeb集客をソイルが支援しました。
ShakeHandsは、商業用アニメ制作の企画から納品まで一気通貫で行う、日本初の就労支援事業所です。これまでの就労支援事業所は、障がい者の方に軽作業を任せることがほとんど。クリエイティブな業務を任せるアプローチは非常にユニークですよね。
参考記事:全国で初めて商業用アニメの独自制作を行った就労支援事業所!中日新聞様掲載
今回は、合同会社ふくろうグループの代表・沢田氏に、ソイルの支援の率直な感想を伺いました。
提供内容
- リスティング広告(Google,Yahoo!)の分析、改善アクションの提案
- リスティング広告の計測整備
実績
- 求職者からの応募が3倍に増加
インタビュー内容
日本初の就労支援B型モデル
ソイル:本日はよろしくお願いします。まずはShakeHandsの事業内容を教えてください。
沢田:精神障害や発達障害のような目に見えない障害がある方々の就職をサポートする就労支援事業所です。従業員は、支援員から社会人スキルやデザインスキルのサポートを受けながら、顧客企業のクリエイティブ制作を行います。
ソイル:商業用アニメの企画~制作まで一気通貫でやっている就労支援事業所は日本初なんですよね。
沢田:そうなんですよ。日本初のモデルとして最近はメディアに取材いただくことも増えました。
ソイル:どのくらいの人数がShakeHandsで働かれているのですか?
沢田:100人近くが働いてくれていますね。最近はメディアを見てお問い合わせいただくことも増えたので順調にメンバーは増えています。
ソイルの特徴は圧倒的なスピードとコミュニケーション力
ソイル:ShakeHandsの求職者集客を当社にご依頼いただいた背景を教えてください。
沢田:きっかけはXです。京都でWeb集客の支援をしていると知ってお問い合わせしました。
クリエイティブ領域は内製でもクオリティ高くやれている自信がありましたが、集客領域は詳しいメンバーがおらずノウハウが不足していると感じていて。外部の専門家に一度アドバイスをもらいたいと思っていたタイミングと重なり、お話を聞くなかでお願いしたいと思いました。
ソイル:ソイルと他の広告代理店・マーケティング支援会社の違いは感じましたか?
沢田:スピード感とコミュニケーションのスムーズさが違います。一般的な支援会社であれば、打ち合わせの中で持ち帰りが発生したり、次の提案やアクションまで時間がかかることが多かったんですが、ソイルの場合は相談に対してその場で解決していく理解力と実行力がありますね。
ソイル:ありがとうございます。当社は沢田さんのような経営者の方や、事業部長・マーケティング責任者のような決裁権のある方とお仕事するプロジェクトが多いので、決めること・前に進めることは強く意識しているので嬉しいお言葉です。
支援前と比べて求職者からの応募は3倍に
ソイル:実際のご支援はどうでしたか?
沢田:非常に満足しています!求職者からのお問い合わせが、こちらの対応が追いつかないくらい増えました。具体的には、支援前と比べて3倍近くまで増えましたね。
ご提案の中で、一見「こんな細かいことで?」と思うようなアクションも成果に繋がるんだと感じました。
以前の広告運用は「面を拡げよう」と部分一致の拡張に任せっぱなしでしたが、ソイルに投資対効果が高いキーワードの分析から設計までご提案いただき、今では限られた予算をコンバージョン確度の高いキーワードに投資できるようになり獲得効率がぐっと高まりました。
ソイル:広告文もインパクトがありましたよね。
沢田:ありました。以前はShakeHands側が伝えたいことを中心に配信していましたが、検索語句に合わせてフレーズを入れたり、ユーザー目線で気になりそうなことをテストしてみて、広告文一つでこれほど反応が変わるとは思いませんでしたね。
これからも参謀のような立場で別事業もお願いしたい
ソイル:今後当社に期待することはありますか?
沢田:次は別事業のコンサルティングをお任せしたいです。
作業リソースがないというより、ブレーンのような役割でマーケティングの課題抽出から具体的なアクションプランの作成までしてくれるメンバーやパートナーが少なかったので、その立場を担ってほしいですね。京都は当社のような企業も多いと思います。
ソイル:京都はマーケターや広告代理店の数自体が少ないですよね。
沢田:京都は少ないですね。経営者同士で会話していても、大阪まで出なければマーケターも広告代理店も見つからないと耳にします。
ShakeHandsは拠点拡大へ
ソイル:今後のShakeHandsの展望を教えてください。
沢田:ShakeHandsは滋賀から始まり京都にも進出していますが、年内には大阪、来年には東京にも展開していく計画です。
ソイル:就労支援事業所の中で新しいモデルですし、滋賀や京都以外の展開を待ち望んでいる候補者も多そうですね。
沢田:そうなんですよ。実際「滋賀と京都以外で働けないのですか?」といった全国からのお問い合わせが増えていて。ニーズがあるんだと実感しています。
グループでは海外展開を見据えている
ソイル:最後に、ふくろうグループ全体としての今後の展望を教えてください。
沢田:実は海外展開を考えています。日本のために外貨を稼ぐことは意識しているのですが、アニメ制作は海外でも需要があるので、ShakeHandsで海外案件を増やせないか模索中です。
ソイル:日本のデザイナーは海外からの評価も高そうですね。
沢田:そうなんですよ。日本人は丁寧で真面目なんですが、海外のデザイナーは大雑把な方も多いみたいですね。
日本のデザイナーが海外案件を受けるには言語の壁があるんですが、当社では私を含めて英語でコミュニケーションがとれるスタッフがいるので問題ありません。
ソイル:それは強みですね。これからの展開がますます楽しみです。本日はありがとうございました!